So-net無料ブログ作成
  • ブログをはじめる
  • ログイン

フィガロの結婚・・・新国立劇場・・・2010/10/16 [オペラ]

【指 揮】ミヒャエル・ギュットラー
【演 出】アンドレアス・ホモキ
【美 術】フランク・フィリップ・シュレスマン
【衣 裳】メヒトヒルト・ザイペル
【照 明】フランク・エヴァン

【アルマヴィーヴァ伯爵】 ロレンツォ・レガッツォ
【伯爵夫人】ミルト・パパタナシュ
【フィガロ】アレクサンダー・ヴィノグラードフ
【スザンナ】エレナ・ゴルシュノヴァ
【ケルビーノ】ミヒャエラ・ゼーリンガー
【マルチェッリーナ】森山京子
【バルトロ】佐藤泰弘
【バジリオ】大野光彦
【ドン・クルツィオ】加茂下 稔
【アントーニオ】志村文彦
【バルバリーナ】九嶋香奈枝

【合 唱】新国立劇場合唱団
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団

この感想を書いている途中で突然ネットが繋がらなくなるという原因不明のトラブルが・・・・・・・感想アップが遅れてしまいました。

さてリンデン男子高品質低音組出身のヴィノグラードフ。
リンデンに何回か行く機会はあったのに何故か今までヴィノさんには縁がなかったので、とても楽しみ!

席は4階2列目、ちょっと遠いですが、値段を考えれば悪くありません。
音響的にはもっと響くかと思っていたのですが、そうでもありませんでした。
というか今日の演奏がちょっとおとなしくお行儀良すぎ・・・。

ダンボール・フィガロといわれるホモキの演出も興味津々だったのですが、ほんとにセットが白いダンボールとタンスだけ・・・・。
間違えなく殺風景ですが、シンプルでお洒落な雰囲気で悪くはありません。

歌手の人達も皆それぞれの役に合ったキャラで上手なのにもかかわらず・・・なんとなく淡々として・・・例のごとくZzz・・・になりそうに・・・・イカンイカン・・・今日初めてお会いしたヴィノグラドフの大ファン、ヴァランシエンヌさんに眠かったなんて言えないし・・・・^^;
[猫]の臨席の人は序曲から爆睡・・・・。

ギュットラー指揮の東フィルの演奏は丁寧なのですが、コメディのワクワク感が乏しく、シンプルな演出との相乗効果で淡々とした印象になっていたのです。

ギュットラーはパリのシャンゼリゼの「チェネレントラ」で指揮を執ったのを聴いたことがありますが、ド派手でハチャメチャな演出に、テンポ良く楽しいロッシーニで大満足の公演でした。
今回は・・・・
しんみりと歌わせるアリアはジックリ歌わせ、他は生き生きとメリハリを効かせる・・・といったところを狙ったのでしょうが・・・・演奏が真面目すぎてコメディというよりシリアスな雰囲気に・・・。

さて休憩では・・・ワナワナと怒りに身を震わせるヴァラさん!
[猫]のZzz感がばれたか!?と一瞬ヒヤッとしたのですが・・・その怒りの矛先はなんとヴィノさんに!
「こんな心がこもってないなんて!初めてです!今日は怒ってやります!」
[猫]「イヤイヤこれは歌手の人達のせいじゃないですよ。演奏がコメディの生き生きした雰囲気に乏しいせいですよ。」
しかし!そんな言葉は耳に入ってませんから・・・ぐらいの勢いで怒り心頭のご様子・・・はてさてヴィノさんの運命やいかに・・・^^;

後半は出演者の動きもより生き生きとして観客からは笑いがもれ、コメディらしい雰囲気になってきました。
それでも止まりそうなくらいゆっくりジワ~~~っとアリアを歌わせるので、モノトーンの舞台と重なって・・・おやすみモードへと導かれちゃうんだろうな~~~~。
いえ[猫]は後半は全く問題なかったのですが、臨席の人はまた爆睡。。。
全部で5分も起きてなかったと思うのであります。。。ハイ。。。

全体を通して、演出と演奏の相性でシンミリ・フィガロに仕上がっている公演でした。
ミュンヘンで破天荒な演出に上品な演奏というドンジョを観て以来、演出と演奏の相性ということが気になる[猫]であります。

歌手は日本人の人達を含め納得でしたが、欲を言わせてもらえば、演技がもう少し大袈裟でも良いかも・・・。
しかし舞台に傾斜があるので、なかなか大きな動きも難しそうです。

そんな中、ケルビーノ役のゼーリンガーは光っていて、転げてダンボールに腰がすっぽり入りながらも安定感抜群の歌唱。
歌も上手なら演技も生き生きとしてました。

スザンナ役の・ゴルシュノヴァも声質がスザンナにピッタリ、終始この公演の要でした。

伯爵役のレガッツォも厭らしい雰囲気がでていたし、夫人のパパタナシュも品がありました。

最後になりましたが肝心のヴィノさん!しっかり高品質リンデン男子低音組出身の実力は見せてくれました。
同じリンデンで活躍するバスのパーペやフィッシェサーとは全く違ったタイプですね。
ちょっと鼻にかかったように響く時があるのですが、それがなんともいえない色気のある歌声です。
バスのフィガロってカッコイイ!姿も舞台映えします。
エスカミーリョを歌ったらすごく良さそ~~~~。
この後エスカミーリョでスカラデビュー!楽しみです。

終了後はヴァラさんもすっかりご機嫌^^。
スザンナがフィガロにビンタをしたのを見てスッキリしたそうです^^。
ヴィノさんもヴァラさんの逆鱗から逃れられて・・・めでたしめでたし・・・でした。





nice!(0)  コメント(12)  トラックバック(1) 

nice! 0

コメント 12

galahad

私は初日と13日の公演を観ました。 13日からなんだか演奏が不穏だったのでずっとどうしてなのか考えていました。 指揮もオケも歌手も悪いとは思えなかったし…。 kametaroさんがギュットラー&コンツェルト・ケルンの演奏のことを書いてくださったので仮説(憶測ですね)が思い浮かびました。 初日からピリオドっぽい演奏だなとは感じたのですが、なんとなく中途半端。 もしかして指揮者は東フィルにコンツェルト・ケルンばりの演奏を求めていたのではないでしょうか。 こんなかんじ。 独特のテンポ感がありませんでした? 
http://www.youtube.com/watch?v=8_06n62ouF4&feature=related

でも合わせる時間が少なくて指示が行きとどかなかったのかなと。
この手の演奏に慣れているのはレガッツォくらい? エレナ嬢もモーツァルトのレパートリーが多いので大丈夫だったのかも。  これは無理な仮説かなあ? だって音(声)そのものはみんなとてもよかったんですもの。
by galahad (2010-10-19 21:45) 

ゆみゆみ

残念ながら平日の公演は行けない私。
レガッツォは フィガロ  →  伯爵  に昇進したのですね。
彼も声が割りと太めですね?ヴィノさんもバスですから、かなり
重厚な組み合わせだったのでしょうか?
できましたら、もうチョイとレガさんの様子を教えていただけたら
有りがたいです。
余り目立ちませんでしたか?
by ゆみゆみ (2010-10-19 23:08) 

kametaro07

galahadさま
>東フィルにコンツェルト・ケルンばりの演奏を求めていたのではないでしょうか。
確かに独特のテンポ感だとは思ったのですが・・・・
残念ながらこのコンツェルト・ケルンと同様のものを求めたかまでは・・・何とも???
この録音とは勢い、躍動感、切れ味が全く違いますね。
仰るように音は悪くなかったのですが、音を丁寧に出しているだけ・・・アリアの時などはおっかなびっくりに慎重に奏でているようにも聴こえました。
>合わせる時間が少なくて指示が行きとどかなかったのかなと
それはありそうですね。
リハ不足なのかなーとは思いました。
歌手の人達も上手でしたが、リハの時間が充分だったら、さらに勢いのある躍動感が出たのでしょうね。
by kametaro07 (2010-10-19 23:55) 

kametaro07

ゆみゆみさま
レガッツォはフィガロも演じたのですね。
そういえば、新国のサイトの写真のフィガロはレガッツォかな?
レガさんは伯爵の雰囲気バッチリですね。
品格がありながら優柔不断な厭らしさもちゃんと出してましたから、歌も上手だし・・・。
レガさんのフィガロを見てない身としてはフィガロが想像できませんよ。
>余り目立ちませんでしたか?
目立ちすぎず、存在感充分。

本当に歌手の人達は良かったのですけど・・・・全体の印象がコメディ感が乏しいのがちょっと物足りなかった。
演奏が一番の原因だとは思うのですが、演出がもっと派手だったらまた印象が違ったかも・・・。
by kametaro07 (2010-10-20 00:11) 

euridice

こんにちは
>レガッツォはフィガロも演じた
レガッツォフィガロを見た身としては、
フィガロのほうがずっと良かったです^^!

演奏がぱっとしなかったように感じます。
4回行ったんですけど、管弦楽とチェンバロと舞台が一体となって
盛り上がるのは非常に難しいようですね・・

文句言いで気がひけますけど、TBします。


by euridice (2010-10-20 11:14) 

keyaki

演出は、もう新国のレパートリー上演で、新鮮味はゼロ、演劇的にもソリストさんたちにも際立ったものもなく....音楽的にも指揮のせいかソリストのせいか、可もなく不可もなくってところでしょうか。初演の時のフィガロと伯爵は見た目が似ていて双子?と思ったことしか覚えてないのですが、舞台の新鮮さとケルビーノのエレナ・ツィトコーワ、スザンナの中嶋 彰子、バルバリーナの中村恵理が良かったのを今でも覚えています。今回も女声陣はよかったかな.....でも全体的には、一番たいくつな公演でした。

レガッツォはやっぱりフィガロでしょ、「ドン・ジョヴァンニ」ならレポレッロ、最近はこういう太い声のバスまで伯爵とかドン・ジョヴァンニをやりたがるのはなぜかしら。ルッジェーロ・ライモンディのようなバリトンだかバスだかどっちかな....という声質であれば、どっちもいけるんですけどね。

ヴィノグラドフのフィガロは......フィガロは本来バスの役ですけど、あえて言わせてもらえば、こういう深くて重いバス声は、フィガロには向いていないと思います。
by keyaki (2010-10-20 15:32) 

kametaro07

euridiceさま
>フィガロのほうがずっと良かったです
なるほど。そうなんですね。
伯爵でも恰幅が良くて似合っていると思いましたが、写真でも確かに洗練されたフィガロに見えます。
>演奏がぱっとしなかったように感じます。
同感です。
4回ともご覧になっていると色々違いが気になるでしょうし、不満もでてくると思います。
再演というのはリハもあまり時間を取れないようですし、観客の目も厳しくなってるでしょうし、演じる方は難しいかもしれませんね。
TBありがとうございます。
by kametaro07 (2010-10-20 18:43) 

kametaro07

keyakiさま
>演出は、もう新国のレパートリー上演で、新鮮味はゼロ
4回目となるとさすがに常連の方々はそう思いますし、当然演奏や出演者へ要求は高くなりますよね。
指揮と東フィルの息が合わないのか?演奏に勢いがなくて、コメディらしさが乏しかったのがたいくつの原因ではないでしょうか?
>フィガロは本来バスの役
そうなんですね^^;
プライのフィガロが印象強くて、Wikiでもバリトン(リリック バス バリトン)と書いてあるので、低めのバリトンの役かと思ってました。
Wikiって結構間違いもあるんですよね。
バス、バリトンは区別するのも微妙で良く分からない領域がありますが・・・。
by kametaro07 (2010-10-20 19:09) 

keyaki

モーツァルトの場合、本来貴族がバリトン、平民がバス、またはバスバリトンなんだそうです。
下記が参考になります。
http://taroscafe.cocolog-nifty.com/taroscafe/2005/04/post_1b6f.html

これからするとヴィノグラドフのような重厚なロシアンバスといいますか、バッソ・プロフォンドは、「この世のものとは思えない人」ということで、ドン・ジョヴァンニなら声的には騎士長がピッタリってことですね。

ところでヴァラさんとご一緒だったということは出待ちの写真などは?
by keyaki (2010-10-20 20:54) 

kametaro07

keyakiさま
興味深い記事をリンクいただきまして、ありがとうございます。
なるほど~です。

>出待ちの写真などは?
残念ながら観劇後用事があったので、デマチなしでお先に失礼させていただきました。
by kametaro07 (2010-10-20 22:22) 

ヴァランシエンヌ

やっと最終日のレポを書き終え、挨拶がすっかり遅れましたf(^^;
お会いできて、こちらこそ嬉しかった+激怒した私を優しくなだめて下さって、ありがとうございました(^^ゞ

4階は、私も「アラベラ」の時に一度座りましたが、音響的にはあんまり…だったです。上の階に行くにつれて響く劇場もありますが、新国は本当の上まで行っちゃうと、音が抜けるような感じでしょうか。
kametaroさんのお隣の方が眠ってしまわれたのも、無理はないかも…^^;

また是非、ご一緒させて下さいね!!お会いできて嬉しかったです♪
by ヴァランシエンヌ (2010-10-22 00:28) 

kametaro07

ヴァランシエンヌ さま
初日から最終日までお忙しくも充実した日々だったことと思います。
私が行った日もヴィノさんは良かったと思うのですが・・・いつもご覧になっているといろいろ違いが分かって・・・ハラハラドキドキイライラ・・・^^;なんでしょうね。
こんなもんじゃないんです!というお気持ち、ヴィノさんに対する愛情がヒッシヒッシと伝わりました^^。
>4階
おとなしい演奏に聴こえたのは席のせいもあったのですね。
お隣の人はかなりお疲れ・・・・^^;だったにちがいありません。
>また是非、ご一緒させて下さいね!!
ぜひぜひ!
ヴィノさんの再来日も近いうちにありますように!
by kametaro07 (2010-10-22 14:42) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1