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松風・・・STAATSOPER in SCHILLER THEATER・・・2015/7/12 [オペラ]

MUSIKALISCHE LEITUNG David Robert Coleman
REGIE | CHOREOGRAPHIE Sasha Waltz

SCHWESTER MATSUKAZE | SOPRAN Barbara Hannigan
SCHWESTER MURASAME | MEZZOSOPRAN Charlotte Hellekant
MÖNCH | BASS Frode Olsen
FISCHER | BARITON Kai-Uwe Fahnert
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 細川俊夫作曲の『松風』は『班女』と共に数年前ベルリンで上演されました。そのとき来れなかったため、再演を逃す手はないと思い、この公演を鑑賞するためだけにベルリンに立ち寄りました。

 現代オペラの総合芸術としてのあり方を示した秀作です。

 音楽は時に風、雨、波の音をPAで流し、自然の情景をも融合させた深みのある味わい。ドイツ語のオペラですが、子音の多い言葉の中で「まつかぜ」「むらさめ」という言葉がまるで無機質な物質の中に魂の暖かさが存在するかのように浮かび上がります。

 ダンスを取り入れたヴァルツの演出はどの場面を切り取っても絵になる美しさで、まるで近代美術館の中で鑑賞しているようでした。網のような幕の向こうに松風と村雨が浮遊する場面は圧巻。網目はまるで顕微鏡で見た和紙のようで、ミクロの別次元は魂の世界・・・などと脳内トリップ。
 聴覚も視覚も、魂の世界への誘いにあがらうことなく時を過ごしました。

 松風役のハニガンの声はサラサラとはかない風。
 村雨役のヘレカントの声はしっとりと憂いを帯びた雨。
 二人ともスレンダーで、時に歌いながらダンサーと共に踊るのですが、優雅な身のこなしはダンサーと区別がつかず溶け込み、声はすれども姿は見えずといった錯覚に陥りました。

 ダンサーの踊りは時に優雅なモダンバレエ、時に能の動きのようにゆっくり。
 音楽にも演出にも和と洋が美しく融合した公演でした。





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